5．魂調整

私たちの魂は過去世を何回も繰り返してきました。生まれる時代や環境、性別が変わろうとも私たちの魂は同じままです。自分というたった一つの魂が何百年、何千年、何万年過ぎようとも姿を変えて地に降りたっているだけなのです。そのように時代を生きてきた魂には過去の記憶が傷として刻まれています。一つ一つの傷は全て、命という制限のあるものを掛けて生き抜いてきた証です。生まれ変わるたびに辛い思いをしたり、悲しい目にあったり、嬉しい時も幸せな時も全てが刻み込まれています。故に過去の傷も今世に持ち越してしまいます。傷を受けた魂があると、その傷が生き辛さを生み出すことも少なくありません。しかしこの傷は、入ってきた光を強く輝かせて解き放つという作用もあります。それはまるで、ダイヤモンドのカッティングのようなものです。光がダイヤのカットに入り込み、輝きを集約させることで、ダイヤから解き放たれると強い一筋の光となり輝きます。傷を持ったまま、今世を生きるとはどういうことかというと、強い光を解き放つエネルギーの今世になるということです。強い光をまといますので、決して平たんではありません。強さがある為に敵も生まれます。しかしその反面、あなたに忠誠を尽くしてくれる仲間や命がけで守ってくれる存在にも出逢います。それはまるで起伏の激しいジェットコースターのような人生ですが、とても情熱的で生き甲斐を強く感じる人生とも言えます。

傷を多く纏った魂ですが、幾重にも負った傷を癒すことで穏やかな今世を生きることが出来ます。魂の傷は決して悪いものではありません。その時代を生きてきた私たちの証です。しかし人によっては、この傷が大きすぎたり深すぎると、放つ光が自分の意思とは関係なく強く鋭く輝くため、思いもよらないところでトラブルが起きたり、人間関係が上手くいかないということも起きます。『魂浄化』で、魂についた一つ一つの傷を修復し、本来の丸く穏やかな魂に戻していくことで、今までの、まるで荒波の中にいたかのような人生や、暗闇の中で彷徨っていた人生から解放されます。過去の傷を丁寧に修復した魂は、丸くとても美しくなります。柔らかな橙色の温かさに包まれたかのような光で、今世の生き方も同様に反映されていきます。ですから、他の人よりも特化した大きな成功や、映画のようなドラマティックな人生ではありませんし、ともすると平凡な毎日だと感じるかもしれません。しかしそうした平凡と感じる毎日こそが幸せであり、そのことに気づいたときは、常に愛に満たされ平和な時間を手に入れられるようになります。このように傷を修復し魂を癒す『魂調整』ですが、一つ気をつけなければならないことがあります。それは、一度綺麗に修復をかけた魂の傷は、元に戻すことはできないということです。『魂調整』をご希望される際は、このことを心に留めて浄化をお受け下さい。